2006年10月13日

砂むし会館砂楽@指宿温泉(鹿児島県指宿市)

 9月21日(木)20時頃
 →公式HP →指宿市観光協会

 湧き出す温泉によって温められた砂浜に、浴衣姿で埋めてもらい、思い切り汗をかき、その後は温泉へ――そんな天然砂蒸し温泉が楽しめるのが、ここ、「砂むし会館砂楽(さらく)」です。
 例の最悪の体調からやっと抜け出し、夜、宿(月見荘)のすぐ目の前にある砂楽に向かいました。
 えらく立派な建物で、すぐ向こうは海です(翌朝、月見荘の前の歩道から撮影しました)。

指宿・月見荘前より撮影2/0609222.JPG

 まずはフロントで入浴料900円を払い、渡された浴衣に着替え、海岸に向かいます。
 浜には「この海岸は、干潮になると波打ちぎわから85度の温泉が湧き出ます。ご注意ください」という恐ろしげな看板が! いやがうえにも期待は高まります。
 カメラを忘れて、看板は撮れなかったのですが、ちゃんと砂楽のHPにその画像がありました。

 天候や潮の満ち引きによって、砂蒸し場は海岸だったり、その横に設置された屋根がある「全天候型砂むし場」になったりするそうです。
 私が行ったときには、残念ながら「全天候型砂むし場」でした。
 砂むし場では、スタッフの屈強なお兄さんたちの指示で、頭部をタオルでくるみ、ちょうど人がスッポリ収まるぐらいのくぼみに横たわります。
 そこに、お兄さん方がスコップでガシガシ砂をかけてくれます。重いです。けれども、砂が温かいので、ほどよい圧力が気持ちいいのです。
 すぐに、腰のあたりが熱くなってきました。しかし、出るのは、まだ早い。モゾモゾ動いて、腰の下にさめた砂が流れ込むようにし、調節します。

 関西から来たらしい男女六人ほどの若者グループも一緒だったのですが、男の子たちは砂蒸しで体内の毒素が排出されたのか、小学生のようにはしゃいでます。
 砂蒸しは10〜15分が理想だそうですが、彼らは「もう20分になるよ」などと言いあっています。大丈夫か?
 やがて、熱さに耐えられなくなった一人の青年がモゾモゾと脱出し、仲間の写真を撮りはじめましたが、それを終えると、今度は砂遊びを始めた模様。
 彼は私の頭の上のほうにいたので、なにをしているのかは見えなかったのですが――。
「活火山!」
「うわー、そんな姿になりたくねえ」
 ――という彼らの会話で、お姉さんはわかりましたよ。あなたはズバリ、お友達の股間のあたりに、砂で火山を作っていたのでしょう!
 しまいには、彼はスタッフのお兄さんに「ほかのお客様に砂がかかる恐れがありますから」と注意されてしまいました。
 私は15分ほどで砂蒸し場を出たのですが、関西若者グループは、まだ、埋まっていました。もう、30分ぐらいになるんちゃいまっか?

 砂蒸しの後は、大浴場へ。
 設備は立派で快適なのですが、お湯は残念ながら循環式でした。でも、あれだけ大きな浴槽を満たすには、循環式にしないと間に合わないのでしょう。
 そして、肝腎の砂蒸し温泉の効果はと言いますと……お肌がすべすべになり、体も軽くなり、その夜はぐっすり眠れましたとさ。
posted by 森奈津子 at 23:13 | TrackBack(0) | 温泉巡り

2006年10月12日

月見荘@指宿温泉(鹿児島県指宿市)A

 (前回より続く)

 9月21日(木)〜22日(金)一泊二日
 →公式HP →指宿市観光協会

 月見荘には、足湯と砂足湯もあります。
 自由に飲めるインスタントコーヒーが用意されている、小ぎれいなロビーから窓の外をのぞくと、こんなふうに……。

足湯&砂足湯@月見荘2/0609222.JPG

 足湯はわかりますが、砂足湯はどんな仕組なのでしょう。
 宿のご主人に訊いたら、砂足湯コーナーは、午前と午後に一度ずつ温泉の湯でいっぱいにし、殺菌と同時に砂を温め、その後は、底15センチぐらいまで湯がたまるようにしておくとのことでした。
 浴衣姿で縁側に座り、足湯に入り、少し温まった後、今度は砂足湯をためしてみした。
 いやー、砂足湯、いいですよ! ジワジワと足先の血行がよくなってゆくのがわかります。

 そして、二階の廊下の窓を開けると、隣の建物の壁にはさりげなくトマソンが!

ン3/0609222.JPG

 もう一度申しますが、私がいるのは二階です。
 まさか、お隣は忍者屋敷?
posted by 森奈津子 at 18:43 | TrackBack(0) | 温泉巡り

2006年10月11日

月見荘@指宿温泉(鹿児島県指宿市)@

 9月21日(木)〜22日(金)一泊二日
 →公式HP →指宿市観光協会

 都内の温泉巡りに燃えていたはずの私が、なぜ、いきなり鹿児島県指宿温泉にいるのか?
 それは、宇宙作家クラブのMVロケット(詳しくはJAXA公式HPをご覧ください)の取材で、鹿児島県内之浦を訪れていたのですが、ついでに指宿温泉に一泊しようということになったからでした。
 指宿駅の観光案内所で「源泉かけ流しの宿」という条件で紹介していただいたのは、月見荘。
 すぐ目の前にある「砂むし会館砂楽」と同じ源泉を使用しているとのことでしたが、実際には、砂楽の温泉はかけ流しではなく循環式だったので、なんだか得をした気分です。

 肩こりと頭痛でフラフラしながら到着、フロントに電話し、マッサージ師さんをお願いしたところ、このあたりでは非常にうまいと評判の女性を派遣してくださいました。
 「私には旅館の按摩にしか許可されていることしかできませんが」と謙遜しつつも、的確にツボを刺激し、こりをほぐしてくれたマッサージ師さん。
 直前に私は気分が悪くて吐いてしまっていたのですが、おかげで全身がほぐれ、ケロッと元気になり、その後は元気に砂楽で砂蒸し温泉を楽しむことができました。
 いつかまた、指宿を訪れた際にはお願いしたいと思い、宿のご主人にそのマッサージ師さんのお名前をうかがったところ、「本名は知らないけど、レイコさんと呼んでいる」と教えていただきました。

 これは月見荘の外観。

指宿・月見荘2/060922.JPG

 はっきり言って、写真写りが悪いです! ――じゃなくて、私の腕がいけないんですね。
 幸い月見荘には公式HPがありますので、そちらで美しい写真をご覧くださいませ。
 2004年に改装したそうで、お部屋はきれいで、バリアフリーです。
 お風呂はこぢんまりしていますが、露天風呂もあります。
 そして、料理が最高でした。
 きびなごのお刺し身や、豚足の甘辛煮等、地元のおいしいものが次々出てきて、どれも味つけは非常に上品でした。写真を撮りそこねたことが、悔やまれます。
 従業員の方々も親切で感じのよい方ばかり。
 これまで泊った旅館の中では、「最高」に分類される満足度でした。

 (次回に続く)
posted by 森奈津子 at 22:52 | TrackBack(0) | 温泉巡り

2006年10月10日

新刊『シロツメクサ、アカツメクサ』

 本日は、拙著のご紹介をさせてください。
 10月12日に、ホラー&ファンタジー短編集『シロツメクサ、アカツメクサ』(光文社、514円)が発売されます。
 表紙は山本タカトさん、解説は笹川吉晴さん、帯推薦文は岩井志麻子さんです。

『シロツメクサ、アカツメクサ』.JPG

 収録作&キーワードを、以下にまとめてみました。

  「一九七七年の夏休み」……昭和レトロ。少年の性への目覚め。
  「一郎と一馬」……二人の男の奇妙な関係。
  「美少女復活」……アホな男子大学生の友情。コメディ。
  「カンヅメ」……女のコンプレックス。ブス作家。
  「翼人たち」……明るい同性愛。ゲイ・コミュニティ。
  「過去の女」……暗い異性愛。80年代の青春。
  「グラスの中の世界一周」……女のコンプレックス。レズビアニズム。
  「シロツメクサ、アカツメクサ」……三つ子の女の子。仲間外れ。百合。
  「語る石」……懐かしい系。幼児の世界。

 と、まあ、こんな短編集であります。
 ネット書店では、すでに取り扱いが始まっています。
   →bk1  →amazon
 どうぞよろしくお願いします。
posted by 森奈津子 at 17:31 | TrackBack(0) | 自著の紹介

2006年10月09日

鰻温泉区営浴場@鰻温泉(鹿児島県指宿市)

 9月21日(木)15時頃
 →全国温泉データベース内ページ →指宿市観光協会

 突然ですが、鹿児島県指宿市は鰻温泉の区営浴場にやって来ました!
 手元に遠景の写真がないので、こちらのページ「@よかとこBY」より)にリンクさせていただきます。

 と、元気いっぱいに始めましたが、実は肩こりと頭痛と吐き気で最悪のコンディションだったので、記憶の一部があやふやです。申し訳ありません。
 でも、写真はちゃんと、真実を伝えてくれるのでした。

鰻温泉外観1/060921.JPG

 壁には「西郷どんゆかりの湯」の文字があります。西郷隆盛は一時期、鰻温泉に逗留していたことがあったそうです。
 また、区営とは、「○○区」ではなく「地区」の「区」だとか。
 もちろん、源泉かけ流し。
 外見も内部も、飾り気のない共同浴場らしい造りで、浴槽は五人も入るといっぱいです。
 やはり、温泉を訪れたときには、私はホテルの大浴場よりはこういった共同浴場が楽しみです。

 鰻温泉の硫黄泉で体が温まり、少しは楽になったのですが、吐き気はおさまらず、平衡感覚もおかしく、フラフラしながら駐車場へ(その数時間後、宿のトイレで5年ぶりぐらいに、肩こりで吐く羽目に……)。
 駐車場から浴場の裏側をのぞけば、源泉の蒸気がシュウシュウと音を立てて出ています。
 おまけに、この駐車場には、温泉の蒸気を利用した「スメ」なる調理場があり、受付にお断りすれば自由に使えるようです。

スメ@鰻温泉区営浴場/060921.JPG

 ここに竹籠をセットし、お芋や卵を蒸すことができるわけですが、体調が悪く、それどころではありませんでした。ためすことができず、申し訳ありません。
 スメは、別府で「地獄釜」と呼ばれているのと、同じもののようですね。
 以下は去年の12月に撮影した、別府の自炊宿・大黒屋の地獄釜。

地獄釜&大黒屋のご主人1/051210.JPG

 次の写真は、鰻温泉の近所の風景。
 懐かしい感じの田舎道です。

鰻温泉区営浴場前の風景/060921.JPG

 読売オンラインで、鰻温泉に関する記事を二本見つけました。
  →「ゆったりと温泉紀行 鰻温泉」
  →「ぶらり湯煙の街 指宿温泉(下)」
 スメに関する記述もあり、鰻温泉の魅力が伝わってくる記事です。
posted by 森奈津子 at 17:59 | TrackBack(1) | 温泉巡り

2006年10月08日

練馬区の銭湯に行ったのですが

 10月8日、練馬区の銭湯では、銭湯の日を記念して、ラベンダー湯、記念タオルの配布ならびに抽選プレゼントを実施!――という情報を、東京都浴場組合のページより得て、西武池袋線江古田駅近くの浅間湯に開店とほぼ同時に行ったのですが、残念ながらタオルはもらえませんでしたし、ラベンダー湯もやっていませんでした。
 フロントの方に訊いたら、10日に実施だとのこと。
 「都内の銭湯では10月10日に実施するラベンダー湯を、練馬区では8日に実施」という修正が一旦あったからには、8日決行だと信じていたのに……トホホ。
 確かに、練馬区浴場組合の銭湯の日のイベントお知らせページをよく見ると、「ラベンダー湯実施日は各浴場にごとに異なる場合がありますので、詳細は各浴場にご確認ください」とあります。
 浅間湯は気持ちよかったからいいけれど、ラベンダー湯とタオルと抽選を楽しみにしていたので、かなりの肩すかしでありました。
 浴場組合よ、たのむから、イベント実施日は統一してくれ……。
 そもそも、実施日を統一できない理由って、なんなのでしょう?(定休日が重なるのでしたら、わかりますが)
 嫌味とかではなく、心から疑問に思っています。
posted by 森奈津子 at 19:10 | TrackBack(0) | 雑談(銭湯)

2006年10月07日

10日は銭湯の日イベント!

 10月10日は「銭湯の日」ということで、都内の銭湯ではラベンダー湯を実施するそうです。
 詳しくは、東京都浴場組合内のご案内ページ「地域別ラベンダー湯実施日」をご覧ください。
 10日以外に実施する区もあるので、うまくすればラベンダー湯のはしごもできるなぁ……。

 また、ラベンダー湯以外の催しを、「銭湯かわら版」より以下に抜粋します。

<千代田区>10月10日(火)はラベンダー湯を実施。12歳未満の児童は無料入浴サービス。
<港区>10月11日(水)は区民無料入浴サービスを実施。港区民の方は無料入浴サービス。
<墨田区>10月7日(土)、8日(日)は「すみだ祭り」(錦糸公園)に墨田浴場組合が出展。両日とも午前、午後の2回、先着250名に銭湯グッズ、スタンプラリーカードなどのプレゼントを実施。
<江東区>10月10日(火)は銭湯の日につき、江東区在住の方は無料。また銭湯の日記念事業として「銭湯めぐりウォークラリー」を10月9日〜末日まで実施。参加された方には参加賞を進呈。
<杉並区>10月9日(月祝)は杉並浴場組合80周年記念フェスティバルを杉並区役所庁舎玄関前(10時45分〜15時半)、杉並区立郷土博物館(13〜16時15分)にて同時開催。イベントを多数実施するほか、1010記念タオルをプレゼント。
<世田谷区>10月15日(日)は、第15回世田谷風呂祭りを行います。当日はラベンダー湯を実施するほか、入浴券やタオルなどがあたるクジ引きを実施。
<練馬区>10月8日(日)は銭湯の日を記念して、ラベンダー湯、記念タオルの配布ならびに抽選プレゼントを実施。


 わ、私、8日は練馬区の銭湯に行って、記念タオルをもらいます!(興奮)
 あと、9日の杉並浴場組合記念フェスティバルにも行きたいのですが……うーん、うーん、仕事の締切が……。

 ところで、東京都浴場組合が発行しているPR誌「1010」を愛読しているのですが、このタイトル、なんて読むのでしょうか?
 私は「セントウ」と読むのだと思っていたのですが、数年前、杉並区の某銭湯の大旦那が「イチレイイチレイ」だとおっしゃっていたのです。
 しかし、私は納得できず、今でも「セントウ」と読むのだと固く信じています。
posted by 森奈津子 at 16:40 | TrackBack(1) | 雑談(銭湯)

2006年10月05日

某混浴露天風呂のライブカメラ

 先月後半は更新が滞り、申し訳ありません。
 おわびに、某混浴露天風呂(源泉かけ流し)に設置されているライブカメラを、こっそりご紹介します。
 運がよければ、いたいけなロリータの裸体や、屈強な兄貴のますらをぶり(なんのこっちゃ?)も拝めるとあって、マニアの間では大評判であります。

 →某混浴露天風呂のライブカメラへ(→トップページ

 以前、私がこの温泉を訪れたときには、子供を連れた母親が、風呂の中でちょっかい出してきた若者の頭を押さえつけて湯の中にブクブクと沈めており、その的確なけんかの手法に感心したものでした。

posted by 森奈津子 at 09:03 | TrackBack(0) | 雑談(温泉)

2006年10月02日

豊玉浴場(練馬区)周辺

 豊玉浴場の近辺には、鉄筋コンクリート建の公営住宅や社宅等、似たような建物が多いので、何度か行ったことがある私でも簡単に迷います。
 初めての方には、地図をプリントアウトして持参することを、お勧めします。
 この写真は、豊玉浴場そばの都営住宅に住み着いているとおぼしき、子猫三匹。

豊玉浴場(練馬区)周辺/猫三匹/060917.JPG
 
 みんな同じ方向を向いているのは、もちろん、宇宙からの怪電波に操作されているからです。

 豊玉浴場から、歩いて1、2分のところには、知る人ぞ知る名店、ラーメン屋の「めんめん」があります。
 帰りに昼食をとろうかと思ったのですが、開店前でした。残念!

豊玉浴場(練馬区)周辺/めんめん/060917.JPG

 トンコツ派の私は、醤油味の東京ラーメンはさほど好みではないのですが、「めんめん」のラーメンは大好きです。
 ちょっと太めのちぢれ麺が、たまらんのです。
 メニューには「唐揚ラーメン」なるものも、ございます。醤油ラーメンの上に、鶏の唐揚がゴロゴロ乗っているのです。
 かなり食べごたえがありますので、学生さんや男性にお勧めであります。

 「めんめん」の番地や営業時間がわからなかったので、このページQタローのラーメン情報室)から抜粋させていただきますね。

  めんめん  12:00〜21:30 火曜休み
  練馬区豊玉北2-5-8 Tel 03-3991-5268
  都営大江戸線、新江古田駅A2出口を出て右へ、目白通りを環7方面に500mほど進み、左側にある三菱自動車の脇の道を入り30mほど先の左側。 
posted by 森奈津子 at 17:37 | TrackBack(0) | 銭湯巡り

2006年10月01日

豊玉浴場(練馬区)

 9月17日(日)9時55分〜11時0分
 所在地/練馬区豊玉北2−7−18
 →東京都浴場組合内ページ →練馬区浴場組合内ページ

 毎週日曜日には朝8時から正午まで営業している銭湯。それが、地下鉄大江戸線新江古田駅から徒歩5分の豊玉浴場です。
 ここの朝湯には、何度かお世話になっています。うちに泊まった友人を連れて行くと、喜ばれるのですよ。

 さて、外観はこの通り、昔ながらの木造の銭湯をリフォームした感じです。

豊玉浴場(練馬区)外観1/060917.JPG

 下駄箱に靴を預け、のれんをくぐると、そこはフロントと休憩室。冷蔵庫も二台あり、飲み物が充実しています!

豊玉浴場(練馬区)冷蔵庫/060917.JPG

 豊玉浴場の特徴は、伝統的な銭湯の形を残しながらも、時代に合わせて少しずつ設備を更新していった形跡があることでしょう。
 この休憩室も、元はオーソドックスな男女別の脱衣所があった中間部分に、壁で四角い空間を作ったもので、上を見れば広々とした格天井が広がり、プロペラ式の扇風機が回っています。
 休憩室では、いつもは常連らしき(そして、美人女将のファンにちがいない)紳士たちが缶ビールで「風呂あがりの一杯」をやっているのですが、今日はまだ、だれもいません。
 フロントの女将さんに断わり、写真を撮らせていただきました。

豊玉浴場(練馬区)休憩コーナー/060917.JPG

 おや。よく見ると、テーブルの上には、大皿に入れてラップをかけた料理がありますね。
 常連さんが持ち込んだのでしょうか? それとも、女将さんが常連さんのために用意したもの?

 大抵、銭湯は女湯は向かって左、男湯が右ですが、豊玉浴場では女湯が右です。ちゃんとのれんの文字を確認して、入りましょう。
 更衣室も浴室も、以前よりすいています。時間が早いのか、それとも、まだ暑い季節だからなのか、あるいは、三連休の中日だからでしょうか。
 浴室に入ったとき、私の他には、年配の方が3人に、四十代と思われる人が1人。
 前は、親子連れや、おばあさんと一緒の女の子がいたものですが、皆さんお一人でいらしているようです。

 さて。体を洗ってから、湯船に入ります。
 この銭湯は浴槽が楽しいのです。四種類もあり、しかも、すべて泡が出ているのです。
 まずは、二人分ある座風呂へ。
 それぞれ7ヵ所――背中2、腰1、ふくらはぎ2、足裏2――に、ジェットが出ています。しかも、うち一人分は、両肩に真上からジェット・マッサージが出ているのですよ!
 この、世にも贅沢な(大袈裟?)肩マッサージ風呂をたっぷり堪能し、次は隣の赤外線風呂へ。これは、底からボコボコ気泡が出ているうえ、先日、日の出湯(江東区)で使いそこねた冷水枕つきです。
 胸をときめかせつつ、冷水枕に頭を乗せてみます。後頭部が冷たくて、気持ちいいです!
 その隣の浴槽は40度のぬる湯で、入浴剤「あわあわ」を入れた備長炭風呂でもあります。
 ここも、二人分に区切ってあり、頭には冷水枕、背中には2ヵ所のジェット・バス。そのうえ、「あわあわ」のおかげで、お湯は細かい泡だらけです。
 や……やばっ。気持ちよすぎますっ。
 日曜の朝から、気持ちよすぎますよ、豊玉浴場!
 しかし、まだ、最大の敵が待ち構えています。今度は寝風呂です。男湯との境界方向を枕に、三人分あります。
 それも、ただの寝風呂ではありません。底から泡ボコボコの気泡風呂。加えて、今日は敬老の日イベントということで、よもぎ風呂であります!(そして70歳以上の方は入浴料百円で入れるのです)
 もちろん、このよもぎは、入浴剤ではありませんぞ。本物の乾燥よもぎが入った布袋が、カランに結びつけてあり、湯につかってるのです。
 はぁ〜、いい香りです。
 8月に行ったときには、この布袋にはローズマリーが入ってました。

 残念ながら、ペンキ絵はなく、向かって正面の壁は、薄いピンクのマーブル模様の合板張りです。
 しかし、高い二段天井は水色のペンキで塗ってあり、朝湯の時間には明るい光が窓から射していて、非常に解放感があります。
 それと、寝風呂の横には、富士山の写真のパネル(裏から蛍光灯の光を当てる、よく地下鉄の駅のホームに設置されいる、あれですね)があるし、その前には、なぜか信楽焼のタヌキ像まであります。
 男湯はどうなんでしょうね。前日に男友達を一人、朝湯に誘ったのですが、「起きられないと思う」と断わられてしまい、男湯の様相は不明であります。

 私が四種類の浴槽で溶けている間に、お母さんに連れられた小学三年生ぐらいの女の子も入ってきました。長い髪を頭の上でひとつにまとめていて、かわいいです。やはり、銭湯に子供がいると、活気が感じられますよね。
 私が出る頃には、浴室にいたお客は、6人。それなりに客の入れ替わりはありましたが、寒い季節のほうが繁盛しているように思いました。

 脱衣所の鏡に背中を映してみたら、見事に赤くなっていました。ここのジェット噴射は強くて、大満足です。
 ドライヤーは、ハンドドライヤーとお釜型の両方があります。
 お釜形には料金が書いてありません。となると、自分が探らねばならないという使命感が湧いてきます。
 椅子に座り、お釜に頭を突っ込み、硬貨投入口に10円玉をチャリン……動きません。
 いくら10円玉を追加しても動かなかったらどうしようと、ドキドキしながら次の10円玉を投入。
 すると、ブォーという音と共に、熱風が出てきました。ホッ。
 以前、ロングヘアだった頃にお釜型ドライヤーをためしたら、長い髪がひとまとめになってクルクル回り、面白かったのですが、今は短めのボブカットなので、そのような事態にはなりません。

 脱衣所から休憩室に出ると、4人のおじいさんがソファで「風呂あがりの一杯」の真っ最中。
 私は冷蔵庫でレトロなお風呂ドリンクを発見!
 プラッシーオレンジです。早速、一本、購入。120円なり。
 休憩所のロデオ・ボーイなる健康器具の上に載せて、パチリ。

豊玉浴場(練馬区)プラッシー/060917.JPG

 よく冷えていて、おいしゅうございました。
 しかし、おじいさんたちのキリン・ラガーを見ているうちに、そっちを買えばよかったかとも思えてきたのではありますが。

■ 重箱の隅的データ ■
<建物> 木造。
<受付> フロント。
<休憩コーナー> フロント前にあり。椅子とソファを合わせて、十数人が休憩可。
<飲み物販売> 冷蔵庫2台。ビールあり。レトロ系ではプラッシーオレンジあり。
<脱衣籠> 有。
<BGM> 無。
<洗面器> ライトグリーンのマーブル模様。
<椅子> 洗面器と同色の家庭用風呂椅子。
<時計> 脱衣所・有、浴室・有。
<浴槽> 計4
  ・ぬる湯(40度)。二人分の半寝風呂。壁際に冷水枕、背中側には2つのジェット噴出穴。備長炭、入浴剤「あわあわ」入り。
  ・赤外線風呂(43度)。床から気泡。壁際に冷水枕。
  ・二人分の座風呂(43度)。うち一人分には肩マッサージ付き。ジェット噴出穴が7つ。
  ・三人分の寝風呂(41度)。床から気泡。よもぎ湯。
<洗い場> レバー式の島シャワー&プッシュ式のカラン(湯水別)付きの洗い場が16ヵ所(向かって右より5−5−2−4)。鏡は個別。
<立ちシャワー> 2人分のブース。湯水別のハンドル式のハンドシャワー。
<床> 薄ピンク色の大きめ四角タイル。模様入り。
<壁> 正面(ペンキ絵が描かれる部分)は、ピンクの合板。他は大きなタイル(黄色いマーブル模様、緑の無地、黄緑の無地の三種を使用)。洗い場周辺も、大きなタイル(オレンジ色、黄色のマーブル模様、ハイビスカスが描かれた赤いタイル)が貼られている。
<壁画> 無。ただし、富士山の写真のパネル、信楽焼のタヌキ像がある。
<背景広告> 無。
<天井> 脱衣所・格天井(木+ベージュ色のペンキ+プロペラ式扇風機1)。浴室・二段天井(木+水色のペンキ。ふちは青ペンキ)。
<ドライヤー> ハンドドライヤー1(20円)、お釜型1(20円)。
<トイレ> 洋式。脱衣所内。
<その他の設備> 脱衣所に扇風機、体重計、マッサージ椅子(100円/10分)、足ツボ刺激マット、ステップトレーナー、両替機(100円→10円)、貸しロッカー(300円/月)。休憩室にテレビ、ロデオボーイ。
posted by 森奈津子 at 18:42 | TrackBack(0) | 銭湯巡り