2006年10月01日

豊玉浴場(練馬区)

 9月17日(日)9時55分〜11時0分
 所在地/練馬区豊玉北2−7−18
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 毎週日曜日には朝8時から正午まで営業している銭湯。それが、地下鉄大江戸線新江古田駅から徒歩5分の豊玉浴場です。
 ここの朝湯には、何度かお世話になっています。うちに泊まった友人を連れて行くと、喜ばれるのですよ。

 さて、外観はこの通り、昔ながらの木造の銭湯をリフォームした感じです。

豊玉浴場(練馬区)外観1/060917.JPG

 下駄箱に靴を預け、のれんをくぐると、そこはフロントと休憩室。冷蔵庫も二台あり、飲み物が充実しています!

豊玉浴場(練馬区)冷蔵庫/060917.JPG

 豊玉浴場の特徴は、伝統的な銭湯の形を残しながらも、時代に合わせて少しずつ設備を更新していった形跡があることでしょう。
 この休憩室も、元はオーソドックスな男女別の脱衣所があった中間部分に、壁で四角い空間を作ったもので、上を見れば広々とした格天井が広がり、プロペラ式の扇風機が回っています。
 休憩室では、いつもは常連らしき(そして、美人女将のファンにちがいない)紳士たちが缶ビールで「風呂あがりの一杯」をやっているのですが、今日はまだ、だれもいません。
 フロントの女将さんに断わり、写真を撮らせていただきました。

豊玉浴場(練馬区)休憩コーナー/060917.JPG

 おや。よく見ると、テーブルの上には、大皿に入れてラップをかけた料理がありますね。
 常連さんが持ち込んだのでしょうか? それとも、女将さんが常連さんのために用意したもの?

 大抵、銭湯は女湯は向かって左、男湯が右ですが、豊玉浴場では女湯が右です。ちゃんとのれんの文字を確認して、入りましょう。
 更衣室も浴室も、以前よりすいています。時間が早いのか、それとも、まだ暑い季節だからなのか、あるいは、三連休の中日だからでしょうか。
 浴室に入ったとき、私の他には、年配の方が3人に、四十代と思われる人が1人。
 前は、親子連れや、おばあさんと一緒の女の子がいたものですが、皆さんお一人でいらしているようです。

 さて。体を洗ってから、湯船に入ります。
 この銭湯は浴槽が楽しいのです。四種類もあり、しかも、すべて泡が出ているのです。
 まずは、二人分ある座風呂へ。
 それぞれ7ヵ所――背中2、腰1、ふくらはぎ2、足裏2――に、ジェットが出ています。しかも、うち一人分は、両肩に真上からジェット・マッサージが出ているのですよ!
 この、世にも贅沢な(大袈裟?)肩マッサージ風呂をたっぷり堪能し、次は隣の赤外線風呂へ。これは、底からボコボコ気泡が出ているうえ、先日、日の出湯(江東区)で使いそこねた冷水枕つきです。
 胸をときめかせつつ、冷水枕に頭を乗せてみます。後頭部が冷たくて、気持ちいいです!
 その隣の浴槽は40度のぬる湯で、入浴剤「あわあわ」を入れた備長炭風呂でもあります。
 ここも、二人分に区切ってあり、頭には冷水枕、背中には2ヵ所のジェット・バス。そのうえ、「あわあわ」のおかげで、お湯は細かい泡だらけです。
 や……やばっ。気持ちよすぎますっ。
 日曜の朝から、気持ちよすぎますよ、豊玉浴場!
 しかし、まだ、最大の敵が待ち構えています。今度は寝風呂です。男湯との境界方向を枕に、三人分あります。
 それも、ただの寝風呂ではありません。底から泡ボコボコの気泡風呂。加えて、今日は敬老の日イベントということで、よもぎ風呂であります!(そして70歳以上の方は入浴料百円で入れるのです)
 もちろん、このよもぎは、入浴剤ではありませんぞ。本物の乾燥よもぎが入った布袋が、カランに結びつけてあり、湯につかってるのです。
 はぁ〜、いい香りです。
 8月に行ったときには、この布袋にはローズマリーが入ってました。

 残念ながら、ペンキ絵はなく、向かって正面の壁は、薄いピンクのマーブル模様の合板張りです。
 しかし、高い二段天井は水色のペンキで塗ってあり、朝湯の時間には明るい光が窓から射していて、非常に解放感があります。
 それと、寝風呂の横には、富士山の写真のパネル(裏から蛍光灯の光を当てる、よく地下鉄の駅のホームに設置されいる、あれですね)があるし、その前には、なぜか信楽焼のタヌキ像まであります。
 男湯はどうなんでしょうね。前日に男友達を一人、朝湯に誘ったのですが、「起きられないと思う」と断わられてしまい、男湯の様相は不明であります。

 私が四種類の浴槽で溶けている間に、お母さんに連れられた小学三年生ぐらいの女の子も入ってきました。長い髪を頭の上でひとつにまとめていて、かわいいです。やはり、銭湯に子供がいると、活気が感じられますよね。
 私が出る頃には、浴室にいたお客は、6人。それなりに客の入れ替わりはありましたが、寒い季節のほうが繁盛しているように思いました。

 脱衣所の鏡に背中を映してみたら、見事に赤くなっていました。ここのジェット噴射は強くて、大満足です。
 ドライヤーは、ハンドドライヤーとお釜型の両方があります。
 お釜形には料金が書いてありません。となると、自分が探らねばならないという使命感が湧いてきます。
 椅子に座り、お釜に頭を突っ込み、硬貨投入口に10円玉をチャリン……動きません。
 いくら10円玉を追加しても動かなかったらどうしようと、ドキドキしながら次の10円玉を投入。
 すると、ブォーという音と共に、熱風が出てきました。ホッ。
 以前、ロングヘアだった頃にお釜型ドライヤーをためしたら、長い髪がひとまとめになってクルクル回り、面白かったのですが、今は短めのボブカットなので、そのような事態にはなりません。

 脱衣所から休憩室に出ると、4人のおじいさんがソファで「風呂あがりの一杯」の真っ最中。
 私は冷蔵庫でレトロなお風呂ドリンクを発見!
 プラッシーオレンジです。早速、一本、購入。120円なり。
 休憩所のロデオ・ボーイなる健康器具の上に載せて、パチリ。

豊玉浴場(練馬区)プラッシー/060917.JPG

 よく冷えていて、おいしゅうございました。
 しかし、おじいさんたちのキリン・ラガーを見ているうちに、そっちを買えばよかったかとも思えてきたのではありますが。

■ 重箱の隅的データ ■
<建物> 木造。
<受付> フロント。
<休憩コーナー> フロント前にあり。椅子とソファを合わせて、十数人が休憩可。
<飲み物販売> 冷蔵庫2台。ビールあり。レトロ系ではプラッシーオレンジあり。
<脱衣籠> 有。
<BGM> 無。
<洗面器> ライトグリーンのマーブル模様。
<椅子> 洗面器と同色の家庭用風呂椅子。
<時計> 脱衣所・有、浴室・有。
<浴槽> 計4
  ・ぬる湯(40度)。二人分の半寝風呂。壁際に冷水枕、背中側には2つのジェット噴出穴。備長炭、入浴剤「あわあわ」入り。
  ・赤外線風呂(43度)。床から気泡。壁際に冷水枕。
  ・二人分の座風呂(43度)。うち一人分には肩マッサージ付き。ジェット噴出穴が7つ。
  ・三人分の寝風呂(41度)。床から気泡。よもぎ湯。
<洗い場> レバー式の島シャワー&プッシュ式のカラン(湯水別)付きの洗い場が16ヵ所(向かって右より5−5−2−4)。鏡は個別。
<立ちシャワー> 2人分のブース。湯水別のハンドル式のハンドシャワー。
<床> 薄ピンク色の大きめ四角タイル。模様入り。
<壁> 正面(ペンキ絵が描かれる部分)は、ピンクの合板。他は大きなタイル(黄色いマーブル模様、緑の無地、黄緑の無地の三種を使用)。洗い場周辺も、大きなタイル(オレンジ色、黄色のマーブル模様、ハイビスカスが描かれた赤いタイル)が貼られている。
<壁画> 無。ただし、富士山の写真のパネル、信楽焼のタヌキ像がある。
<背景広告> 無。
<天井> 脱衣所・格天井(木+ベージュ色のペンキ+プロペラ式扇風機1)。浴室・二段天井(木+水色のペンキ。ふちは青ペンキ)。
<ドライヤー> ハンドドライヤー1(20円)、お釜型1(20円)。
<トイレ> 洋式。脱衣所内。
<その他の設備> 脱衣所に扇風機、体重計、マッサージ椅子(100円/10分)、足ツボ刺激マット、ステップトレーナー、両替機(100円→10円)、貸しロッカー(300円/月)。休憩室にテレビ、ロデオボーイ。
posted by 森奈津子 at 18:42 | TrackBack(0) | 銭湯巡り