2006年10月17日

銭湯映画「水の女」を鑑賞しました

 先日、映画「水の女」(2002年、杉森秀則監督)をDVDで鑑賞しました。
 銭湯経営をしている水の女(UA)が火の男(浅野忠信)をボイラーマンとして雇い、愛しあい、ごにょごにょ(ネタバレ防止表現。断じて手抜きではない!)といったストーリー。

 最初は、美しい映像と淡々と進むストーリーに、「これは環境ビデオかっ?」と眠気をこらえつつも、やがて水の女と風の女(HIKARU)が富士の樹海で出会い、草原を散歩するシーンでは「も、もしや、これは百合?」と思わず背筋を伸ばし、男湯・女湯に分かれてのバドミントンのシーンでは「これ、やりたいぞー!」と心で叫び、浴槽でのセックス・シーンでは「残り湯ではやらないほうが……」と余計なおせっかい的なことを考え、壁のペンキ絵の描き変え作業のシーンでは興味津々で身を乗り出し……。
 見終えた後にも余韻が残る、不思議な魅力にあふれる作品でありました。
 なお、四大の残り一つである地の女は、小川眞由美が演じる上品なホームレスのおばさんです。

 レトロが素敵な銭湯のシーンは、明神湯(大田区)と第二長生湯(墨田区)でロケが行われたという話。
 調べてみたら、第二長生湯はすでに廃業していました。淋しいかぎりです。
 明神湯は今でも、銭湯ファンの間では「キング・オブ・銭湯」と呼ばれ、愛されています。

 で、肝腎の百合の件ですか……水の女と風の女が再会するシーンでは、二人が実は深い仲にあったことが風の女の台詞で明らかにされ、私はおのれの百合アンテナの精度のよさに満足したものの、その台詞は水の女にスルーされ、結局、私は軽く欲求不満になりましたとさ。

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posted by 森奈津子 at 20:12 | TrackBack(0) | 書籍・映画等の紹介